遠征2日目
明け方 猛烈な雨の音で目を覚ます
ナシオさんとは 今日の朝は捨てる話ができているので
雨の音を聞きながら その選択が正解であったことを感じて
二度寝におちた
午後からは多少降りが弱くなるような予報だが
2日目は終日雨中となることは確定的
ゆっくり休息をとり
9時に旅館をチェックアウトした
この昭和感ハンパない旅館
増築を重ねたであろう建物は複雑なつくりをしていた
でも こういう雰囲気 嫌いじゃない
布団はきれいだったし
1泊素泊まり3,500円(税別)
部屋が空いていたらしく 追加料金なく一人一部屋をあてがってもらった
釣りに来ているときは 宿は本当に寝るだけなのでこのリーズナブル感はありがたい
去年まではビジホに泊まっていたが 次回からはここでじゅうぶん
フレンドリーに話してくる女将さんに見送られ
雨の中 ドライブに
土地勘のない自分たち
こんな雨の日でもないと
いろいろなポイントを見てまわるなんてこともない
ということで これまでいったことのない
北部を目指す
と たどり着いた川
他の川も見に行こうかと思っていたが
魚影があると釣ってみたくなるのが釣り人の性...
結果 たいしたドライブもせずに
川に上がっている
ハスをみて
すでに釣れたも同然のテンションで
川に下りる二人
しかし ここからが現実
全く反応してくれない
ナシオさんは下流へ
自分は上流へ
(Photo by ナシオ)下流へ下ったナシオさんがもどってきた
その時 ついに
そして すぐに2尾目が反応するがバラす
すぐにナシオさんにポイントをかわり
ナシオさんもきっちりと
ハスのランディングに成功した
その後はハスの反応がピタリと止まり
耐えかねてルアーロッドを持ち出す
(Photo by ナシオ)すると ヤツラが活気づく
特にミノーへの反応がすこぶる良い
しかも ヒットしてくるのは
昨日 湖で釣っていたサイズより
一回り大きくほぼ60cm前後のものばかり
ソレより小さいやつは 食い気がないのか?
デカイのが先に食ってしまうのか?
とにかくカタぞろい
58~62cmに集中する
こんな流れの中でも激しいニゴイのアタック
しかも よく走るので 単純に釣りとしておもしろい
ニゴイと遊んでいるようではルアーマンにはバカにされるだろうが
この時季のニゴイのアグレッシブさは 特筆に価する
と 個人的は思う...
ずっと強弱を繰り返しながら降り続ける雨
愉しい釣りの時間は そんなことも気にならない
ニゴイを釣っていたら ハスが混じった
ルアーにも反応の悪かったハスたちだが
ここで一つ気づいたキーワードは
「アップストリーム」
これまでダウンやダウンクロスで狙っていたが
今日は圧倒的にアップへ好反応なようだ
それもクロス気味ではいまいちであることに気づいた
で このパターンはニゴイたちも魅了するらしく
ニゴイとハスが混じりながらつれてくる
しかもハス ニゴイともに スプーンよりミノーのほうが良かった
これまで ハスを狙うなら圧倒的にスプーンだと信じていただが
昨日今日とミノーへの反応が勝っている
ちょっと釣るつもりで川に下りたはずが
思い通りに釣れないハスたちの攻略にアツくなり
気づけば ハスの目視できる区間を ナシオさんと二人で行ったりきたり
何せ ニゴイのファイトは強烈なので
1尾かけるとランディングまでに時間がかかるし
明日の筋肉痛が不安になるくらい負荷もかかる
川でも32cmに達するオスを手にすることができた
そして 数的には満足できたので
自分の持てる引き出しをすべて開けて
フライを引き続けるがダメ...
フッとリトリーブをとめたところに
ガツンと衝撃が
その主はニゴイであることは一目瞭然
強烈なファイトではあるが
60cm級ではないようだ
少し慎重にやり取りして
ランディングしたのは45cmのニゴイだった
ルアーではデカイのしか釣れなかったが
そのあと ウエイトをいれたマラブーを沈めてスローリトリーブ
再び撓るロッド
ここで40cm強のニゴイを追加
この程度なら今のロッドならひやひやせずに愉しめる
そして もう一発
今度のは桁違いのパワーで上流に向って走ってゆく
ティペットが細いので無理はできない
ゆえにニゴイの動きをとめられず 自分も走ってニゴイとの距離をつめた
そして そこで見た魚体は
明らかに先ほどまでルアーで相手をしてくれていた60cmほどの大型タイプ
目が合ったような気がしたとたん 今度は下流に一気に下られ
フライラインがすべて引き出されてしまい
一瞬 ドラグをかけたときにラインブレイクしてしまった
まぁ あのサイズではあがらなかっただろうし
あのサイズが湖で釣れていたら 最初の走りでもたなかったろう
こんな パワーファイトも堪能しつつ
残された時間をハス狙いに集中する
そして ねばりにねばり 尺級のオスハスをかけたが
これはフッキングが浅く すぐにフックアウトしてしまった
17:30をまわり
いよいよ 何の反応もなくなる
この頃になって 雨もほとんど気にならない程度になっていたが
18:00 ナシオさんと顔を見合わせ
「あがろうか」
という話でまとまった
<ちょっと脱線>
今回の遠征のお供はTOYOTA VITZ
母親の車を借りてきたのだが
二人での釣行には 燃費が良くて助かる
長距離乗るのもそんなに苦にならない
今回も 結果的には愉しめた釣行ではあった
だが フライで思うような結果を残せなかったことは
この時点で再挑戦を決めるにはじゅうぶんすぎる要因となった
奥
琵琶湖 穏やかな湖面
「さて 次はいつ来ようか?」
そんな 万感の思いで
琵琶湖をあとに
帰りの高速 右手には小谷城を見ながら
家路についた
----------------------------
Result
ルアー
・ハス 19尾 MAX32cm バラシ2
・ニゴイ 10尾 MAX62cm バラシ2
フライ
・ハス 1尾 23cm バラシ3
・ニゴイ 2尾 MAX45cm ラインブレイク1
ちなみにVITZの燃費を参考に記す
往路高速及び市街地走行 約21km/ℓ
復路ほぼ高速 約24km/ℓ
普通にチョコチョコ街乗りだけだと12~14km/ℓなのだが
遠出においてはハイブリッドには及ばないもののなかなかの好成績
コンパクトカー侮れない.....
また かりようかな...
にほんブログ村
スポンサーサイト