愉々しき雑録

愉な記憶を徒然な感じに残してゆこうかと

自分にとってのRX-7という存在を今 覚醒編

ロードスターを手放したその年の10月
第一子である長男が生まれた

奇しくも結婚記念日と同日

当時、ミニバンというカテゴリーの車種も少なく人気もなかったが その類のものを手に入れた。移動や積載 という観点では非常に使い勝手のよい車両
しかし そこに愛車とよぶ感情は芽生えない

結果 車の運転は その行為を愉しむものから移動の為の作業になった

それは趣味とよばれるQOL(quality of life)を担保する活動に変化をもたらした
といっても もともと愛好していた釣りが
その中心になっただけのことであるが

子育てと並行した愉しみはブラックバスの釣り
 車はそのための道具であり
  家族との時間を過ごすための道具


長男が3歳になり人生の節目となる転職を
 それと時を同じく第二子を授かった

慣れない仕事と子育てが続く中
 当然 自分の愉しみに割り当てられる時間も 
  経済的余裕もキリつめることになる

そんなおり
 ブラックバスの釣りは外来生物としての風あたりが強く
  その釣り人気と そこにともなう釣り人のモラルにも半ば興ざめし
  そんなことらから釣りの中心がトラウトのルアーに移っていった

で 釣りの趣向がかわると移動手段もかえたくなる
 渓流域への釣行に一番便利なのは2輪 

 スクーターを導入し足にしていたがなんとなく物足りなくなり
  あげく 大学時代以来のMTバイクとしてkawasaki KLX250を導入した
IMG_20160212_180748.jpg
(このとき息子の足がタンデムステップにとどくことが条件でバイク選び
  正直KLXのような過激なバイクは考えていなかったが たまたま近くのバイク屋でみそめてしまい導入)



しかし これがいけなかった

MTの操作感は運転という移動作業のー部に変化を与え
忘れていた 何か が 蘇る

愉しい

その愉しさはだんだんと
「マニュアルミッションの四輪を運転したい」

この思いは日ごと高まってゆく
 しかし 現実はそれを 簡単にはゆるさない
  それでも 募る想いはとめられず
 自分の中でなくしてしまっていたピースを探すかのように
  ロードスターの物色をはじめていた

だが そんな物色はロードスターにとどまらない
気づけば いろいろな想いが交錯し

・マニュアルミッション
・運転ソノモノを愉しめる車
・クーペかハッチバックのボディ
・維持費がリーズナブル
・ホンダ以外
・その車両にhistoryやなんらかのpremiumを感じられる

といった検索条件での物色に発展

特に 最後のところは愛着を持ってマシンと戯れるには結構大事で

中古車情報やヤフオクをチェックする日々を悶々と過ごしていた

当然 RXー7も物色の対象にはなっていたが
  FC型は車両コンディションと維持コストが
  FD型は車両価格とそのポテンシャルの完全もてあまし
   といった懸念があり この時点での入手候補としては低いポジションにあった‘

現実 最終候補に絞られていたのは
 NA6CEorNA8C Roadster
 BG FAMILIA GT-R
 N15 PULSAR VZ-R
 SW20 MR-2  
 JT191S Gemini Irmscher R
  といったところ

そして運命的な出会いは 突然やってくる

ヤフオクでISUZUを見ていたところ

ジェミニの最終ホットモデルJT191Sの中でもかなり希少なクーペボディ
テンロク ターボ 4WDのIrmscher R
発見

値段も手ごろ 
しかし
 モディファイにとどまらず 
  性能を維持するための純正部品の入手すら危ぶまれる代物

そんなことはわかっていても
 この車には
  ISUZU最後の自社生産乗用車
  かつ 最後のスポーツモデル
   そして その中でもさらに希少なクーペの4WDターボ

そそられないはずがない

 この車がデビューした頃は
正直「いけてないなぁ....」と思っていた
 スペックなどから4ドアモデルのIrmscher Rは興味があったが
  同じパワートレインを使っているモデルでもクーペはぱっとしなかった
4ドアがラリーなどモータースポーツの場で活躍しているのは目にしていたが
このクーペはそういう場面でも見かけないし ましてや当時でも
  街中で走っている姿すらほとんどお目にかからなかった

 実際 見たことのない方も多いのではないか?と疑われるような...

しかし それが ヤフオクの画面に出ている

 一気に興味が高まった

手に入れれば 当然足回りはヘタっているだろう
エンジンは5万4千キロの走行距離からすればまだいけるはず

サスペンション関係はKYB製の新品が入手できることは確認した
そのほかのパーツも 当時 うちの近くにISUZUのディーラーが
あったので(といっても乗用車の販売はホンダのOEMジェミニのみでトラック販売が主)
確認したところ主要ショートパーツは確保できそう

ということで ヤフオクを 勢いでポチッてしまった
これは 奥方にはナイショ...

 3日後 誰も競争相手のいない入札は自分の落札で確定した

その夜 奥方に落札の件を打ち明ける

「もう 落札しちゃったんでしょ...ダメっていえないじゃん 
 どうせ いったところで意味ないし」

と笑い飛ばしてくれた

奥方の理解も得られ?
 出品者と引き取りの相談
車両は茨城県にある
自走可能な車両なので 自走引き取りも可能
 「どうやって茨城まで行こうか?」と思案していたら
「付き合ってもいいよ」というありがたい友人出現
 しかも彼は整備士でもある
そんな彼にお願いし 無事引き取り完了

車両の程度も想定より良好
しかし 案の定 サスペンションはその機能を発揮しているとはいえず
帰路の湾岸高速では 少々心もとない

そんな走行状態を確かめつつ 夜半に帰宅し
 整備士の友人と整備プランについて談議
  あれこれ構想の膨らむプランに
気づけば明け方になったのも良い想い出で

まずは足回りのリフレッシュ
車高も3cmダウン

これだけでも ずいぶん印象が変わる
その後は これも偶然に逸品であるオリエントスピードのマフラーをヤフオクで入手
  ホイルとタイヤも交換し 怪しいエンジン周りの部品もチョコチョコと交換して
 日常的に運用するに耐える状態まで持っていった

ジェミニ
こいつにもいろんな想い出をもらった 同じ車を見ることもなく いろんな人に これなんて車?
外車?とか聞かれるのもおもしろかった 
 当時の写真は今は色あせているが....


この車 見てくれとは裏腹になかなかの俊足
 リッターあたり100馬力を超えるスペックのエンジンと
 それを4WDで駆動する重量級ではないボディ

車両状態的にはサーキットで酷使するには抵抗がある
 でも ワインディングレベルなら かなり愉しい 

リフレッシュが終わったてからというもの
 夜な夜なドライブに明け暮れた

転職後の仕事はストレスが多く

 なんとなくモヤッとしたときなど
  仕事がはねてからのメンタルのリセットにはとても大事な存在に
車の中で朝を迎えることもあったし
疲れるほど走りこんだ日もあった
 それだけ この車との時間は濃密なものになった

GEMINIがもたらしてくれたなくしたピースの片鱗

これが RX-7を入手するための覚醒のはじまり

次回 最終章
 ROTARYに馳せる編 

To Be Continued
 











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