愉々しき雑録

愉な記憶を徒然な感じに残してゆこうかと

ヌマムツ ついに この手に...

近所の多摩川で それまでいなかったカワムツが 釣れるようになったことに気づいたのは12・3年前
 湖産稚鮎放流の影響だろうな....
  とはおもいつつ 
 当時はフライをやっていなかったので 余り気にしていなかった

その後 数年して雑魚をターゲットにしたフライに傾倒するきっかけになったのはカワムツ
 カワムツが気になり始めたら つぎには 
  カワムツにはA型(現在のヌマムツ)とB型(現在のカワムツ)がいるのが気になり
「カワムツに混じって どこかで釣れるのでは?」
くらいに考えていた
 しかし ずっと その姿を見ることはなかった

昨年 SNSの中で 埼玉にいる という情報に触れ
一気に ヌマムツ熱が昂まる
 しかし 夏をすぎてからの探索では ヌマムツに出会うことはできず
  その片鱗をかき集めるような情報をたどるのみ...
 年が明けて 桜の季節になったらヌマムツも活動を始めるのでは?
  という カワムツと似たようなパターンをエビデンスもなく予測
いよいよ 春を向かえ 探索釣行再開の運びに

今回の探索 地元であるTokkoさんにより
 かなり有力な情報を得ている場所を目指す
[彼は過去にヌマムツを釣ったことがあったのだが そのときは興味もなくヌマムツと認識できなかったとのこと それが会話の中でそれらしい魚を釣ったような話があり 彼の持っている写真の中に堂々とした婚姻色を呈するヌマムツを発見するにいたる] 

また 今日はいつもの釣り仲間 も探索に参加
探索隊員は
 Green Cherokeeさん(以下 GCさん) 
 numassanさん(以下 numaさん)&奥様
 うおさん
 ナシオさん 
そして 有力情報の提供者
 Tokkoさん
という 布陣となった

今日は 午後から上記メンバーでの別企画があり そのついで?の探索である
  って 一瞬どちらが大事なのか?となるが それはどちらも
    別企画の件は また別記事で


今日の探索を待ち焦がれていた自分は
 一人一足先に現地周辺に潜入を敢行

 家を出るときには 雨がけっこう降っていて
  雨具を着こんで出てきたが 途中から完全に上がり
  こちらに近づくにつれ 晴れ間すら出てきて
   なにか 予感を感じる
1604034.jpg
 花見がてら? 目標となっている川の下流部から
  丁寧に様子を見つつ
 凝視の余り土手から落ちそうになる危険にもあいながら...
  土手縁の小道にバイクを走らせる

しかし 川には魚の姿がない
 ヌマムツどころか 何もいない...
しばらく遡上していると
橋下のちょっとしたプールに 大きな鯉を発見
 よくよく目を凝らしてみると 小さな魚影がいくつか確認できる

 確認できたら まずはふってみよう
  そそくさとタックルを用意し シュート!

  チーン 黙....
    「ドライがダメなのか?」

  ウエットに変えて再びシュート!
 
  チーン 黙....

チラチラ見えていた魚影もいつの間にか見えなくなり
 再度川を見ながらの遡行移動に
  まったく魚影を見つけられないまま 
 以前 ヌマムツを釣った という情報のポイントと思われる地点に到達

しかし そこにもまったく魚の姿はない
 「やっぱりダメか.... まだ早いのかなぁ....」
  と途方にくれながら バイクを止めて徒歩で探索を始める

約束しているメンバーもまだ誰も到着はない
 一人むなしい時間がすぎてゆく

魚影が見えないだけかも....
 と思い フライを流してみるが 無反応の時間が過ぎるだけ

  桜を見ながら ため息を菓子代わりにお茶 

何かの気配を感じ フっと目をやった水面にライズらしき波紋が???

 見間違い?魚が出たような気がしただけ?....
疑心暗鬼にしばらく眺めていた

パシュ! と 波紋が現れるとともに 一瞬だが 魚体が見えた

「間違いない 魚だ!」

今 ここにいるなら カワムツかヌマムツしか考えられない
 そっと近づいてみると水深30cm程度の川底にたくさんの魚影が
「カワムツかな?」 と思ったが なんとなく色が違うような?

 魚影は10cm~15cmくらいの魚群で構成されている
  何尾かが たまに水面にでて流下している虫を食べているのか
   散発的なライズがおこる
 そして ヒラをうつ大型の魚体もいる
明らかに鯉ではないし....

 「こんなとこにフライを振り込む人いないよな...ドライ流せば一発でクルな」
弥が上にも盛り上がる期待
 飲んでいたペットボトルを放り出し
シュート!

力んだキャストはフライのコントロールを失わせ 
 あえなく 桜の枝にフライが囚われてしまった....

これを外しに近寄ると 魚を警戒させてしまいそうなので一度ラインを切った
 あのサイズなら#16のドライでいける!
  と さきほど切ったフライより大き目のエルクヘアカディス風#16をチョイス

フライを結びなおしている時間にも水面が気になる
そこには 散発的なライズが続いている
  しかも 出ている魚は15cm程度はありそうだ

 軽く心臓がバクバクしている感
 初めてのフィールドと魚 いい緊張を感じる

「よし 今度はいいレーンに流れた あそこで出る!」
 しかし 目論んだ出方はなし..
ライズもとまってしまった 

そこから数回振り込むが フライにはまったく反応せず
 しかしライズはフライを避けるように現れる

「フライが完全に外れてる...カワムツならこんなことは経験がない
なんだ あそこの魚???」

#18のパラにチェンジ 3回流したところで フライをくわえ込んだ
 しかし フッキングしたのは 10cmに満たないサイズ

残念感いっぱいで手にした固体を見て????

「ん?カワムツじゃないよこれ ヌマムツきました!」

 体長約9cmのそれは あきらかにカワムツとは違う
  鱗の感じも胸鰭と腹鰭の色も
  図鑑やネット上の画像で見たヌマムツのソレだった

 写真を撮ろうと荷物からカメラをまさぐるが....

「ない.... カメラ置いてきた....」
言いようのない 虚しさ...

気を取り直してスマホカメラで撮影 
 ピンボケになりながら 記念すべき1尾目を画像に収め
 合流予定の釣り仲間へ送信し初物の確保を報告した

そして2尾目を狙う
 ライズが出ているのは こんな小さな魚体ではないはず
もたもた写真撮ったりしている間に
 またライズが出るようになっている

盛んにライズしているあたりにパラをプレゼント
 すると今度は 一発で水面が割れる

しかしこれも小さい ヌマムツではあるが... 
 「なぜ大型がでない? 食っている虫がさらに小さいのか?
 でも これ以上小さいフライでは水面で見失ってしまいそう...
 まてよ? 大型はギラギラやってるなぁ...」

などと きっと独語のようになっていただろう
 沈めれば反応するかも?
ということで ビーズヘッドニンフ#16にチェンジ

一発!
1604032.jpg
15cmの魚体がロッドを絞ってくれた

1尾かけると反応が消え 少しするとライズが始まる
 しかも大型が反応するフライは 沈めているものだけに限られる
  なんとも不思議なパターン
 しかも 流れに乗せているような自然の流しでは反応しないが
  小刻みにあおってやったりすると 
 突然スイッチが入ったかのようにフライをくわえ込む
そして そこからはこのパターンがはまり
1604031.jpg
16.5cmまでサイズアップ
ビーズヘッドでは14~15cmに型がそろい 5尾をキャッチできた

そんな興奮状態のところに 今日の釣り仲間が到着
状況を説明しポイントを譲る
 ライズが出ているのにドライに反応しないことが
 にわかに信じがたいのはわかるので 体験してもらうしかない 
 じっくりライズの様子を観察していたナシオさんが
食んでいるのはどうもフックサイズにして#24~#30くらいの羽虫ではないか?と
 そんなものは自分のスタイルでは持ち合わせがない

釣っては少し休ませてを繰り返し 一通り釣ってもらったが
 さすがに 同じポイントから通算10尾以上を抜くと
  フライバージンかもしれない魚たちといえどもスレてくる

 さて いよいよ反応悪いぞ?
  ということで
1604035gc.jpg
(Photo by Green Cherokee )
禁断の.....アレに....手を染める....
 何をしているのか.... そこはご想像にお任せする
  少なくとも この時点で自分はFlyFischerであることは忘れており...
まだ 大きいのがいそうなソコに どれくらいのものが潜んでいるのか?に興味が移ってしまった...

そして... 童心を取り戻し? 釣りの原点に立ち戻り
 その結果に 無防備に笑いをこぼす自分
 もはや その手にある得物は フライロッドである必要もなかった... 
  そんな様子を すかさず撮影するnumaさん
1604033numa.jpg
(Photo by numassan)
でも これも 15cm

結局 16.5cmを超える魚体を手にすることはなく タイムアップ
1604036uo.jpg
(Photo by うお )
みなで釣ったヌマムツを集めて 感慨深さを噛みしめた

が その光景を 少し引きで撮ると
1604037numa.jpg
(Photo by numassan )
いいとしのダイの大人が大はしゃぎ
 さながら アキバのアイドルを撮りまくるマニアのように
 童心むき出しで撮りまっている
 (ここでは1枚だけにしたが みんながみんな相当な枚数を撮影したはず)

ヌマムツへの思いを遂げ
 参集した面々の愉しそうな姿
  なんとも愉悦な時間だった

 また次回 今度は婚姻色の発現した個体と相見えるのが 
  愉しみで 仕方がない

あと この日は午後 別のお楽しみが...
それはまた別記事に
つづく

【おまけPhoto】
16040314tokko.jpg
(Photo by Tokko)
 ご夫婦で来ていただいたnumassanさん 
  はしゃぐ旦那をやさしく見守る妻的な雰囲気のよい写真
   オトコがすきに遊ばせてもらえるのは 
   内助の功あったればこそ^m^



<謝辞>
これまで 私の興味に付き合っていただき
 ヌマムツ情報を集めていただいた皆さん
ありがとうございました







.


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8 Comments

だ、特攻  

No title

いやぁ、ホントに春から幸先がいい~♪
今季も、いろいろ期待大ですね。
それにしても、この記事、
mattさんのヌマムツへの想いと喜びが伝わってきます。
ホントに良かったっ!(〃 ̄∇ ̄)ノ彡☆

2016/04/05 (Tue) 08:48 | REPLY |   

うお  

負けた・・・

いや~ハケーンお見事!
実は気付かれてたかもですが、
先にヌマムツゲットしようと姑息に秋から偵察してましたw
でもやっぱりmatt氏が先に見つけましたね!
オメデート(*´ω`*)

2016/04/05 (Tue) 10:37 | REPLY |   

numassan  

mattさん、こんにちは
いつも内助の功で遊ばせてもらっております。(笑)
念願はなんともピンポイントなエリアで達成でしたね、おめでとうございます。あの限られた場所に居着いて世代交代を繰り返しているかと思うと愛おしくなりますね。
おーい、もっと広い世界に行ってみたいと思わないかぁ!
いい流れのいい淵がいっぱいあるぞ〜!
でも、やっぱあそこが落ち着くんだろうな。

2016/04/05 (Tue) 11:46 | REPLY |   

matt  

Tokkoさん ありがとう

貴殿の情報がもっともヌマムツへの道を短縮してくれました。
あの写真を 思い出してくれなければ この機会はなかったでしょう。
次のポイント開拓してください(^^ゞ

2016/04/05 (Tue) 18:50 | REPLY |   

matt  

うおさん に 勝ったんだ(笑)

まぁ 誰が見つけても 自分が手にする瞬間がすべてですから^m^
ほかのポイントも開拓しましょう。

そして More Sizeへ...

2016/04/05 (Tue) 18:56 | REPLY |   

matt  

numassanさん お付き合いありがとうございました<m(__)m>

あの場所は 冬越しなのでは?と考えてます。
これから 産卵行動に移ると川のあちこちに散らばると思います。

あんなところで釣りするのは きっと一時ですよ。
季節の進みが待たれますね。真っ赤に色づいた彼らを早く拝みたいです。

2016/04/05 (Tue) 19:00 | REPLY |   

GL  

matt さんのヌマムツに対する鼓動が
伝わってくるよい記事

想い焦がれていたヤツに
出逢えて良かったね

2016/04/06 (Wed) 20:50 | REPLY |   

matt  

GLさん どもです(^^ゞ

いっしょに感動を分かち合えなかったのは残念でした(-"-)
今度は 一緒に釣りましょか
フライじゃなくてもいいですよ^m^

2016/04/07 (Thu) 00:07 | REPLY |   

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