愉々しき雑録

愉な記憶を徒然な感じに残してゆこうかと

今日も 夏色を 追いかける

昨夜は雨だった
 今日の天気予報は悪くない
起きたら 雨はわずかにのこっている程度
 しかし 路面はヘビーウエット

 どうせ川についたらウェーダーを履く
  なので もうこの場で着込んでしまう
   そして 上着代わりに雨具を着込み

 夜の帳があがる峠をこえた
P6170351.jpg
 
こちらはあまり降らなかったのだろう
 峠を越えたら 路面も乾き気味
 川に降り立った時には 少しばかりの晴れ間も見えた

P6170354.jpg 

 「今日は釣れそうだな」

 なんとなく 気持ちがざわめいている

だが 川を見て愕然とした

「水がない.....」

なんと雨あとにもかかわらず 今季最高の減水状態
 魚たちが産卵していた場所も 全部干上がってしまっているではないか....

この場所 なぜにこんなことになっているのか?
 上流にある発電所などで大量の取水をしているのか?
原因はわからないが とにかく 目の前には 水のないフィールドが広がっている

今日はだれともここで落ち合う約束をしていない
  ここのところ行動をともにしているK氏も所用のため ソロ釣行
 しかし 誰か来るだろう 雨上がりだし と思いながら
 これ見たら ショックだろうな などとも

まぁ 細くなった流れに魚はいるので 釣ってみる

 一投目から反応がある

  数等したところで フライの後ろに 
   背びれを出して激しく追ってくるハスの姿が

 そして
P6170358.jpg
 「もらった!」 

  一番気持ちのよいストライク
 しかも カタのよい魚体の手応え
  ランディングした魚体は27cmのオス
    P6170367.jpg
 ここの魚は魚体がきれいなものが多いが 今季初の傷ついた魚体
  針傷ではなく 皮膚疾患か...
   治療もできないので そのままリリース

 「活性 高いかな?」
そう思わせてくれた あとに 続く 発色のよい26cm
 推測では終わらないようだ
 
P6170369.jpg オイカワの婚姻色を自分は夏色と呼ぶ
  あの華やかさへの賞賛を込めて
ハスのオスにはオイカワのような彩はないが 
 色の出たこいつは 光の加減で オスといえどもなんとも艶かしく 
  いつ見てもその遊色的美しさが
 なかなかにして 愉しみを倍化させてくれる 

 このあとしばらく 入れ食い とまではいかないが
  沈黙してしまう時間もない

 カタモノこそ出ないものの 
  約2時間半で12尾のハス 7尾のオイカワが遊んでくれた

 ここまで ハスはすべてオス オイカワはすべて銀色 
 夏色のオイカワがいない 
  正確には いないわけではないが なぜか釣れてこない
  
気づけば天気もすっかり回復
 日差しは 暑いくらいに そして まぶしい
P6170406.jpg
 雨上がりのくさむらが 煌めく

 だいぶ 気持ちよく釣ったので しばし休憩

ベストをおろし 日焼け止めなんぞ塗りたくる

   「だれもこないなぁ....
     今日あたり あの人とあの人はきそうなものだが...」 

時計は8時半を回っていた
 「今日は午前上がりにするか
   さて もうちょっとやろう」
 
 「ん? なんか 川の雰囲気が変わった」
  さっきまで 適当に飽きない程度に遊んでくれていた魚たちの気配が消えた
  こころなし 水が冷たいような...
   水温計ると1℃くらい下がっている
   P6170417.jpg
 さらに 水面には泡がたくさん

   「あれ?水位上がってないか?」
    気づくと さっきまで露出していた川岸が水没している
    濁りがあるわけでもなく?

 雨の影響ではないだろうから 危険は感じない
  川の様子を見ながら釣り続ける

しかし 魚たちの反応は沈黙したままだ
 1時間しても水位の上昇はわずかずつ続いている
P6170421.jpg この写真にあるロッドをおいた木片は 朝方半分以上が露出していた
 この時点で計測したところ 水位上昇は約12cm
  これでは 魚たちが影響を受けてしまうのも仕方がない...

P6170471.jpg 
自分が手も足もでず 手をこまねいているところへ
BlueHeronさん(以下、BHさん)登場

状況を説明すると 
 「たいして釣れない時間だから のんびりやります」
とのこと
まぁ のんびりといっても釣ってしまうのが
 この方の恐ろしい ところではある....

準備方々 最近BHさんが凝っているラインシステムをふらせてもらい
 また 何か感化されてしまいそうになりながら...


そして そうこうしているところへ THさんから連絡
 こちらへ向かっているとのこと

 もう上がろうかとも思ったが THさんともお会いしたいので
  しばらく遊んでみることにした
P6170418.jpg 暑い しかし 盛夏とは違い
 水面を渡る風がまだ涼しいことがすくい
これが また心地よく 見慣れた そして 居なれた
 この場所にいることの 満足感を高めている

 だが 相変わらず 魚たちの反応は悪い
気づけば 水位上昇は止まって 安定したようだ
 ということは もう少しすれば 
  多少なりとも反応は戻ってくるかもしれない


 そんなところへ THさんが登場
  今シーズンから参加の彼は ここの魚たちに骨抜きに....

 フィールドに頻繁に通うことを揶揄して
   “通勤”といったりしている釣り仲間たち
  彼はまさに自分と並ぶ通勤組みである

 しかし 悪い時間に来てしまった...

 それでも と思って はじめるが 
  やはり 反応は悪いまま

 だがしばらくして 徐々に反応が還ってきた

自分もやっと この日初めての 夏色を手にする
P6170400.jpg 
前回とうってかわって 今日は とにかく 夏色が釣れない
 同じところに通い詰めても
  毎回 何らかのパターンが違う
 これを感じながら 妄想するのも 愉しさの一環ではある

 その後 ポツポツと反応をもらい
  撮影を愉しみながら 戯れる
P6170373.jpg 
この ヒレをめいっぱい拡げた感じが 美しい
      P6170384.jpg
      この日唯一のメス
       こちらは 輝く メタリックシルバーな美しさ

P6170436.jpg 夏色をまだまとっていない オイカワ オス 16㎝
  これから 発色するのだろうか


  P6170443.jpg 
  水面でもだえるハスも
P6170432.jpg 
見上げた オイカワも 
 どれも これも好きなアングル

さて 自分的には十分な数の魚が相手をしてくれた

ハスは 今季2度目の自主規制尾数到達
 その時点で 夏色が手にできていなかった...
  なんとかそれを... とねばったら
 規制数を一尾超過して.....
P6170451.jpg 今日も愉しみで満たされた


夕方まで釣る という二人を残し

 雲一つない 蒼穹の夏空のもと ひとつ大きく息を吐いて

  一足先に フィールドをあとにした


さて 次も 愉しませてください サカナタチ


【今日の釣り人】
 P6170462.jpg
 TH氏 この日はドライフライで
  自分が攻略できなかったポイントで釣果を伸ばす
   先入観にとらわれない 自由な発想
    こういう釣り方も また参考になる


P6170466.jpg
 BH氏 自分には不得意な 遠くを回遊しているハスを狙い撃つ釣法を披露
  釣りしながら 指南がとぶ
   これもまた 引き出しとなる 釣り方
  う~ん まだまだ愉しみ方はある という 実感
 
Coming soon】
 写真中央の魚
  これからは あいつらが遊んでくれることも
  現在 BH工房にて専用ロッドを製作中
       ここ フライロッドの工房じゃなかったのか???

P6170461.jpg 


≪メモ≫
 今日のハス釣果で今季通算47尾 


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2 Comments

Avant-garde  

No title

mattさん

先日はコメント頂きまして有難うございました。
雑魚フライには大変興味があり、数年前に準備を開始したものの良いロッドとラインが見つからず停滞中となっております。
道具が揃ったら、やはりこの時季のこの場所に行きたいですね。

「夏色」という呼び名、贅肉がなく的を得た表現で大変気に入りました。
今日、一ヶ月振りにここへ釣りに行き、やっと夏色と出会えました。

2016/06/24 (Fri) 23:44 | REPLY |   

matt  

Re: No title Avant-gardeさん

コメントありがとうございます。

「夏色」も気に入っていたなきうれしいです。
今年はなぜか魚が小ぶりなのはきにないますが、それでもアソコは特別な場所だと思います。

雑魚フライに興味あればお気軽にお声かけください。

この時期はアソコ通いの日々がつづきますが、いろんなところで釣りしてますので、お会いできること 楽しみにしております!


2016/06/25 (Sat) 01:01 | REPLY |   

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